今井町公民館 ー「ミチコオノ日記」読者集会所ー

旧称:「ミチコオノ日記」読者日記もしくは私的ファンサイト

第19話 第一印象と感想

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19話が出た!
しかし、今回出てきた2人は、誰なのだろう。
一度も会ったことがない気がする。
本当だろうか。
もっぺん読んでみる。(ナギ)

Nagiさん
19話、出ました。
表情は変わりましたが、一人は土さんだと思われます。(ヨシ)

言われてみれば、2人目のおしゃれな人、土さんを思わせるのだけど、1人目のペンキまみれの人の後ろ姿も、土さんを感じさせますよね。土さん関係の話であることまでは、間違いないのだろうか。(ナギ)



…という、数日前にヨシさんと交わした会話が、今回のエピソードに対する私の文字通りの「第一印象と感想」だったわけなのだけど、今までにない、不思議な雰囲気をたたえた作品である。




確かにこの人、よく見ると明らかに土さんなのだけど、この土さん、アセクサリー…アサクセリー…アクセサリー?

つけてますよね。

今までの土さんを知っている我々からすると、それが考えられないわけである。

ことによるとこの人は「未来の土さん」なのではないだろうか。

…などとセコい芝居を打つのはやめましょう。上の掲示板を読んだ作者の人から、実はあれは「数年後の土さん」なのだというメールが、私のもとには送られてきている。そしてもう一人の登場人物の女性については、「今のところ名前はついていない」ということも、知らされている。



作者の人におかれては、私のごときハイエナ野郎に大事な秘密をポロポロ喋ったら、何でもこうやって文字にされてしまうのだということを、身をもって覚えておいて頂きたいものだと思う。マスコミなんか信用するとロクなことがないのだということは、売れる前の段階からしっかり心に刻みつけておくにこしたことはない。上の情報はそうした私の真心から、とてもイヤだったけどあえて掲載させて頂いた次第である。

…ウソです。事実はそこまで知らされてしまった上で改めて「第一印象」を書くなどというシラコいことを、よーしゃんかっただけです。後半の文面、関西方言だけど、難しいかしら。とはいえこちらとしては、東京方言では表現しきれない感情だからこそ関西方言を使うという必然性があって書いているのだから、あえて説明はつけません。

そのことの上で、以下は本当に私の感想になる。

前回の18話以降、「ミチコオノ日記」はやはり「今までとは違った作品」になりつつあるのだということである。

作者の人が昨年、病気療養に入られる前に明らかにしていたところでは、「ミチコオノ日記」は今井中学校を舞台とした青春群像劇として完結し、この3月には登場人物たちが「卒業式」を迎えているはずだったのである。つまり、本当なら今頃「終わっていたはずの作品」なのである。

しかし前回の18話以降、その作品世界は明らかに「広がって」きている。具体的にはミチコ世代の少年少女たちの視点を媒介にしながら、「もはやその時代には戻ることができない」オトナの登場人物たちの心象風景が、ぼつぼつと描かれ始めてきているのである。前回のまゆこさんもそうだったし、今回登場した白い部屋の人もそうだ。つまり「ミチコオノ日記」の作品世界は、作者の人やこの公民館メンバーの平均年齢に近い、ヨシさんの言葉を借りるなら「80年代チルドレン」の視点を通した世界へと、徐々にシフトしつつあるということなのだ。

作者の人は、何か新しいことを考えている。

今までの「ミチコオノ日記」に描かれていたのは、我々世代の人間にとってそれこそ「二度と戻らない夢のように美しい世界」だったのだけど、これからはだんだん「我々世代の人間が見つめている現実そのもの」の中に何を見つけだしてゆくのかという、リアルなテーマが展開されて行きそうな気がする。山猫さんには多分「一回り下」で、リリさんには「二回り上」の、その世代の「リアル」である。

この作品は、終わるのだろうか。

言うなよ。

ではまたいずれ。次回作が楽しみです。

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